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長野県の歴史を探し求めて

長野県内にある城跡・石造物などを探し求めそれらを紹介していきます。

塩尻市  五百渡砦②

山城の恐怖。。。。。生還編 (#^.^#) 

ioto12.jpg
今回の訪城路のおさらい。。。

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沢の底でどう登ろうかウロウロすること10分。。。。。。ピカ~ン! (*_*;

見えた~。。。。。。。

さあ、質問です上の写真には尾根へ登るための道筋が写っています。。。。。。わかるかな?

城跡マニアには見えるはず。。。。。。。。

チッ。。。。。チッ。。。。。チッ。。。。。。。。チン!


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正解は。。。。。。そう! 四本足の生き物の道が僅かながら見えます。

しかし、傾斜40度以上・幅は5cm程度。。。。。。。帰るには行くしかない!!


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恐る恐る登ること10分。。。。。やっと道半ば。。。。。。。ここで下を見てみると。。。。。。。

これはヤバい!    かなりヤバイ!     落ちたらまずただでは済まないし携帯は圏外。。。。

死ぬな。。。。。。。。。。


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上を見上げても。。。。。。垂直な壁にしか見えん!   足がすくむ。。。。(-"-)

さらにノロノロ登ること10分。。。。。。。


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尾根にたどりついた。。。。。。。(汗)

これが行く手を阻んだ崖か~。。。。。。。。2~3m程度かな??

そういえば。。。。山城探訪に「縄を伝って岩を登ると。。。」ってあるけど。。。。縄はどこに。。。。


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(驚)。。。。。。ダメでしょ。。。。。これ使ったら。。。。絶対切れる。。。。。(汗)

こんなのに命預けられるか~。。。。。。(心の中で叫ぶ)

この五百渡山への登山道はすでに忘れさられた存在で、整備はされていないようだ。。。。。。なぜか。。。。。

振り向くとわかるこの恐ろしさ。


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山城探訪に書かれていた。。。「尺に満たない細尾根が45m続き・・・」。。。。。。。。。。

イヤ、イヤ、イヤ。。。。。。尺どころじゃないでしょ!

写真で伝わるか分かりませんが、この45mの細尾根下部がすべてえぐれていて木の根っこで僅かな土が留まって

いるにすぎないのです。。。。。。。「神よ。。。。。何故こんな試練ばかり与えるのか。。。(涙)」

とにかく揺らさないよ~うに、四つん這いでソロソロっと進んでいく。。。。。。

登山道が廃道になったのはこのせいか。。。。。。。。。(-_-メ)


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尾根を分断していた岩壁を振り返って撮ってみる。(もちろん木にしがみつきつつ。。。)

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5分後。。。。。。尾根を渡り切った瞬間ガッツポーズ!!!

「生きて生還したぞ~」・・・・・・・・・・・誰も居ないので思わず叫ぶ !(^^)!

ここからはルンルン気分で、訪城開始!!!!!!!


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~ 腰郭 ~

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死ぬ思いして通過した細尾根を2mほど登ると(この斜面もハンパなく傾斜がきつく怖い!)この腰郭が申し訳程度

に構築している。


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この腰郭には多くて2~3人程度しか入れないような狭さで、いつもは縁部に柵を巡らして防御していたのであろ

う、そう考えるとこの細尾根があるのに防御している所をみると尾根続きにあった堀①も堀切の可能性も

出てくるのではないだろうか。


~ 郭①(本郭) ~

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腰郭から約5mほど登るとピークのてっぺんである郭①に着く。

ここには石祠(祀神不明)と石碑(碑文不明)が建っている。

この石碑の周囲には縄で囲まれた(結界?)が張られていて、どうやらここまでは人が入ってきているようである。


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石祠と碑を近くで見る。(今でもお祭りをしていることに感動!  すばらしい!)

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本郭東側から西側を見る。

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西側から東側を見る。

この郭①は、五百渡砦の唯一の中心的な郭(この砦は単郭構造)で約10×30mの規模で西側を除く三方は、

急崖で登坂困難、要害堅固な場所に構築されている。


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この郭①の内部は、4段ほどの段差が設けられているが段の壁は緩く平坦面も削平されていない。

郭周囲には土塁も見られず簡素な造りとなっている。

これはこの砦のある山が急峻で比高も高く、役目が烽火台や物見だった為にこの程度でもよかったものと考えられる。


~ 大手道 ~

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大手道は、五百渡橋から登ってくる尾根で、本郭からみると西尾根となる。

本郭からこの西尾根を10mほど降ると、11×3m・5×3mの二段の郭が見られる。


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この郭は城内では一番と言っていいほど削平が施されていて、11×3mの郭の両縁部には竪掘状の溝が落ちている。

ioto1.jpg

これは大手を登ってきた道を、本郭手前の郭で敵を押さえるべく通路を堀によって狭くして防御していたのであろ

うか。。。。(宮坂氏は、もしかしたら堀があった可能性がある。としている)


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この大手道は、かつて五百渡山への登山道であったとは思えないほど荒れていて険しい。

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この大手道の尾根上には数か所の削平地が見られるが、これが砦に関係する大手の防御によるものなのか、かつて

山頂にあった五百渡神社に関連する祭礼などによるものか判断できない。

尾根の中段に「阿礼神社御旧蹟」の碑があることからも判断が難しくなっている。


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この尾根は険しく、細い尾根で経験の少ない方には登るのが難しいが、尾根の所々に上のような印が色々な所や、

分岐点に付けられており道に迷う心配はないので興味のある方は安心して登って下さい。

(山頂までは。。。。。。。。。。。ネ!)


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尾根の途中から見た遥か遠くに見える問題の「間違えた山」。。。。。

これからはちゃんと戻ろう。(汗)


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この砦は、かなり奥まった位置に構築している為に全体の写真は撮ることができないので、下山中の尾根から

山頂方向を撮ってみたが。。。。写って無い。。。。。。。。山の傾斜がきつすぎて山頂すら写らない(涙)



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本郭からの眺め

本郭からは松本や塩尻一円が遠望できるが塩尻方面は見ることができないことから、深志方面(北熊井城経由?)

塩尻方面(西條城?高須城経由?)などからの烽火を受け取っていたのであろう。



2回にわたってお送りしてきた五百渡砦はいかがだったでしょうか。。。。

険峻な山・地形図を見間違えて間違って登った山・シカの足跡と人の足跡を見間違えてしまったこと・

戻る勇気が無かったこと。。。。。。。。

色々な条件がそろってしまい今回のような危ない訪城となってしまいました。。。。。反省。

皆様にはこのようなことが起らないように楽しんで訪城していただきたいと思います。

それにしても。。。。。苦労が多く見るべきものの少ない砦だったな~。。。。。。。。。

っと言いつつこの後、北熊井城の詰城とされている本城へ向かうのでした。。。。。

病気の進行が。。。。こわい (゜-゜)


~参考文献~

山城探訪 松塩筑資料編      (宮坂 武男)

長畝区誌             (長畝区  平成18年)



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  1. 2013/07/15(月) 15:59:02|
  2. 塩尻市
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現在の長野県内城跡訪城数は   814城です。

少しずつ増やしていきますのでお楽しみに!
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