長野県の歴史を探し求めて

長野県内にある城跡・石造物などを探し求めそれらを紹介していきます。

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生坂村  中野山城

丸山 政友 四部作 第二部

所在地・・・・生坂村小立野                                 訪城時間・・・60~70分

別 名・・・・なし                                        危険度・・・・★★★☆☆

訪城目印・・・・なし

とにかく道が無く細尾根・急斜面が多いので注意が必要!危険度高いです。




                  ~中野山城の歴史~


「信府統記」の小立野中野山古城地には、

「小立野辺ハ昔シ日岐ノ城主ノ領地ナレハ以下ノ三城共ニ皆丸山氏ノ持ナルニヤ分明ナラス

一説ニ 阿坂左衛門大夫 ト云フ人アリ此小笠原家ヘ叛キシ故ニヤ一城ヲ預置シ家老氏ハ知レス筑後

トカヤ云フ者主人左衛門大夫ヲ討テ小笠原家ヘ出ケル所ニ小笠原其主ヲ弑スル不義ヲ悪ミテ筑後ヲ

成敗セラレケル其跡丸山氏三城共持テルニヤ」とあり、

「生坂村誌」には、

「中野山城周辺の地名に城峯・城下・じんが(陣側)があり、尾根続きの上に「新ノ城」と呼ばれる峰があるが、

遺構は無い。

西側下の平地には「中がいと」の居館があり、東斜面下に「くるみぞう城下」の地名があり、番兵の屋敷と伝える。

北側天神沢を挟んで山上に小池城がある。

この城は下の中がいと居館にいた丸山政友の城で、犀川右岸では丸山氏最南端を守る山城である。」とあるが、

「信府統記」の阿坂左衛門の名とそれにまつわる伝承は他の資料には見られない為、真偽は不明である。

生坂村誌他、多くの資料は丸山政友の城であるとしている。

「東筑摩郡誌」の中野山ノ砦址の項には、

「小立野右衛門大夫の居りし所にして、天文年間小笠原長時の部下、一宮河内守只成之を守るといふ」とある。

その他の記載資料として、「信濃古武士」に政友討死後、政友の城だった、中野山城・小池城・薬師城の

三城は小笠原氏の家臣で波多(松本市)西光寺城主の櫛木氏や一宮氏は入って守っていたと書かれている。

櫛木氏や一宮氏が入ったのは小笠原氏による日岐氏討伐後でこの城が重要な場所であった為、家臣を入れたのであろう。



                  ~城跡の現状~

訪城時、天気が良すぎたので写真が見づらかったらゴメンナサイ。 (-_-;)  

ikusakamuranakanoyama1.jpg

ikusakamuranakanoyama4.jpg


今回の訪城は、西側尾根から登り、北側斜面から降りるルートをとりました。
この城は、麓を沢が囲んでいる為に西側の登城口は流されてしまい消滅している。
登りはよじ登る必要があり・降りはかなりの急斜面を降りる為に注意が必要です。けがの無いように!


ikusakamuranakanoyama3.jpg

西尾根の途中にはこの祠があります。昔は大切にされていたんだろうな~。
倒れていたのでこの後もちろん直しておきました。




きつ~い 西尾根を登ると山頂の本郭に着きますが、本郭手前には二段の小規模な段郭があります。

ikusakanaknaoyama16.jpg

ikusakanakannoyama19.jpg

下の写真は本郭から見下ろしたところです。
西尾根にはこの二段の段郭の防備のみである。
こちらの方には居館がありあまり防御を必要としなかったと思われるが、それにしても貧弱である。
 


ikusakankanoyama19.jpg

本郭にある生坂村による説明板。
このような人の入らない山城に説明板を設置してあるところがすごいですが・・・
こんな生息数の少ないマニアを対象としているのでしょうか?普通の人は来ないですよね!


説明板にある東側と西側にある石積み跡

ikusakanakanoyama30.jpg

西側石積み跡(跡?というほど残ってはないのですが・・・石が転がっている程度です。) 

ikusakanakannoyama25.jpg

東側石積み跡
こちらもね  (゜-゜) 石積みがあるっていうから期待してたのに・・・・この程度ですか・・・・土止めですね (-"-) 



本郭

ikusakanakanoyama21.jpg

ikusakanakanoyama23.jpg

本郭を見る。
本郭は狭いながら削平がきれいであり、土塁は北側と東側に見られる。
夏はただの籔になっちゃうんでしょうね。


ikusakanakanoyama28.jpg

本郭の東側にある土塁を見る。
高さが50cm程度しかなく、写真を撮るのも一苦労です。
奥に見える山影は東尾根続きにある「新ノ城」であるが、遺構はないらしいので行きませんでした。


ikusakanakannoyama26.jpg

本郭北側にある土塁を見る。
こちら側には堀切と二の郭があり土塁が東側よりわずかに高くなっている。(わかります?)


本郭と二の郭間の堀切

ikusakamuranakanoyama6.jpg

ikusakanakanoyama7.jpg

この城唯一の堀切です。
規模は小さいもののこの堀切は特殊な造りになっているんです。


ikusakanakanoyama13.jpg

ikusakanakanoyama14.jpg

この堀切は本郭側に堀切を入れ間に土塁を築き二の郭側には西側の斜面のみ竪掘を落としています。
間に土塁を置いているので二重堀切だった可能性も捨てきれないが、東斜面には竪掘は一本である。


ikusakanakanoyama12.jpg

ど~見ても・・堀切ないよな~埋まったのかな~?

ikusakanakanoyama9.jpg

ikusakanakanoyama8.jpg

上の写真は東斜面の竪掘で一本であるが、下の写真は西斜面の竪掘で二本である。
ここで疑問が・・西尾根から本郭へは段郭が二個だけだったのに、西斜面は竪掘が二本掘られたのであろう?
普通、重要視するのは尾根筋のはずなのに、何故、斜面の方を重要視したのであろう?



ikusakanakanoyama11.jpg

一応、二番目に広い郭なので二の郭としましたが・・・緩い傾斜があり削平が甘く土塁も見られない。
堀切・二重竪掘で防御を強めているのに二の郭は防御の意識が見られない。
何故であろう・・・・中野山城と小池城の間を通る街道を見張るための物見の場所だったのだろうか?
そうすると・・中野山城は単郭の城と云うことになるが・・・。


ikusakanaknoya39.jpg

中がいと居館から見る中野山城遠望。
手前の山頂が中野山城で、奥にあるピークが新ノ城である。


中野山城を見てきましたがいかがでしたか?
写真が見ずらい?っという方すみませんでした。でも・・きついので・・・登りたくないんです。。ゆるして。
中野山城ですが、城というより砦的な造りであり単郭であったと思われる。
機能的には隣の小池城と連携して、街道・犀川の流域を監視した物見の砦であろう。
この地域(小立野)で石積み・二重竪掘等の技術は他では見られないので、丸山氏の後に入った櫛木氏らの改修あろうか。
一応、感じたことを書いておきましたが素人なので本当のところはわかりません、興味のある方は訪れて見て感じて下さい。一回だけなら・・楽しいですよ。



次回は・・・小池城を書きたいと思いますのでお楽しみに。



~参考文献~

生坂村誌          (生坂村誌刊行会     平成9年)

信濃古武士         (丸山 楽雲 著     平成21年)

信府統記          (国書刊行会       平成8年)

長野県の中世城館跡 復刻  (長野県文化財保護協会  昭和58年)

東筑摩郡誌         (信濃教育会       1919年)
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  1. 2012/06/16(土) 02:11:42|
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