長野県の歴史を探し求めて

長野県内にある城跡・石造物などを探し求めそれらを紹介していきます。

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生坂村  小池城 ③

さ~小池城の最終回行きますか!

ikusakakoikekyokann16.jpg

またこのへたくそな図にて説明していきますのでお付き合いください。

 〈 2の郭と3の郭間の堀切① 〉 

ikusakakkoikehorikiri5.jpg

3の郭西側斜面から見た堀切①を見る。
見てわかるように堀切①は小規模で箱掘状になっていて堀切②とは明らかな差が見られる。


ikusakakikwhorikiri3.jpg

ikusakakoikehorikiri2.jpg

堀切①を見る。
上の写真は、掘切を西側(犀川側)から見たもので、下の写真は東側(古屋敷側)から見たものである、
この写真を見て堀切?っと思われた方も居るかとは思いますが、2の郭側には土塁があることから堀切と思われる


  〈 2の郭 〉  

ikusakakike2kaku4.jpg

ikusakakoike2kaku2.jpg

2の郭にあり、堀切①に付属する土塁を見る。
上の写真は、2の郭からみたところで、下の写真は土塁を横から見たところである。
堀切①の深さから見るとこの土塁は高さがかなりあり、掘った土を盛ったにしては土の量が合わないので、
もしかしたら堀切①はかなり埋まっている可能性もある。


ikusakakkoike2kaku1.jpg

2の郭を見るが、見てわかるように小池城は尾根の制約により、城全体が弓状に曲がって造られている

ikusakakoike2kaku5.jpg

2の郭を見る。(奥に土塁が見える。)
この郭は3の郭ほど削平が十分ではなく郭内はきれいな平らとはなっていない。
また、比高があるせいか郭の切岸などは確認できない。



  〈 1の郭   

ikusakakoike1kaku5.jpg

1の郭を見る。
この郭は小池城の最北端にあり、櫓代状に高くなっている。(犀川側は崖で攻められる心配はない)


ikusakakoike1kaku4.jpg

1の郭の上部は平坦に削平されている。(祠を祀る為とも考えられるが)
この郭の役目は上生坂方面の監視であったと思われる。


ikusakakoike1kaku3.jpg

ikusakakoike1kaku2.jpg

1の郭に祀られている祠と平地を見る。
この郭からは明科・池田・上生坂の三方を見ることが出来る。
(????この祠ってどうやって持って来たんだろう?疑問だ。)



  〈 小池城遠望 〉  


ikusakakoikeennbou2.jpg

小池城の遠望です。
右端の方に訪城の一番の恐怖の崖が見えるでしょうか?
 


ikusakakoikeennbou1.jpg

小池城のアップです。
堀切・郭がわかるでしょうか?(見える堀切は②の堀です。)


  〈 番兵の屋敷跡とされる古屋敷 〉  

最初に言っておきますが・・・行くことはお勧めしません。
でも行ってみたいという方は、方位磁石・2万5千分の1の地図など登山には必要なものは必ず持って行って下さい。
私自身・・・なめてました (>_<)
この場所から抜け出すのに3つの尾根と2つの沢を越えてやっと出れたくらいで、遭難を覚悟したくらいやばかったです。


ikusakafuruyasiki11.jpg

古屋敷へは、山上の屋敷跡から東尾根を下っていくと行くことが出来ます。(わずかな踏み跡?があります)
東尾根先端部はスーパー急斜面(崖に近いです)になっていて降りられるところを探しながら降りていきます。
斜面の途中にこの「昭和2年・社宮司神社・藤原 昇」と刻まれた祠があります。


ikusakafuruyasiki2.jpg

ikusakafuruyasiki4.jpg

古屋敷には二段の平地があり、上の段は畑だったのかポンプや脱穀機のようなものがありました

ikusakafuruyasiki1.jpg

現状は、人の入っている形跡はなく、獣の足跡のみでした。

ikusakafuruyaski6.jpg

ikusakafuruyasiki7.jpg

下の段には倒壊した家屋がありました。
ここが番兵の子孫の方が住んでいた家と思われます。
この家屋がある場所は、両脇に尾根がせまっていて、沢底にあり、隠れ家のような場所である。
番兵で身分が低かった為にこのような場所に住んでいたのでしょうか?(家屋はこの1軒だけでした。)


ikusakafuruyaski3.jpg

古屋敷にあった謎の石仏(見たことが無いような模様でなにが彫られているんでしょう?)

ikusakafuruyasiki12.jpg

古屋敷付近から見た、中野山城。
中野山城の郭の形がよくわかりますね!


以上が古屋敷です。
古屋敷は沢底にあり、沢の下流方面にかつては道(沢に古い砂防堰堤がある)あったものと思われるが、
下流方面は竹や藪により通行は不可能になっている。
古屋敷に番兵が居たということは、降りてきた東尾根を登っていたのであろう、小学生の通学や買い物をしに
小池城脇を通る尾根道を使用していたようなので間違いないと思う。
(尾根道も藪になっているが道形は確認出来る)
もう一つの番兵がいたとされる白牧部落(廃村)は断念しました。


三回に分けて見てきた小池城・古屋敷はいかがだったでしょうか?
小池城は2本の堀切に技術の差があり、丸山政友時代と櫛木氏時代の二つの時代の遺構が重なっていると見ることが出来ると思われ、
このような山奥の高山の城にも改修を加えながら使用していたことはこの城の重要度が分かるようである。
また、古屋敷の地に立つと番兵の生活の過酷さ(沢底の為、朝・夕は日が当らないと思われる)も体験できる。
番兵とはそんなに身分の低いものだったのだろうか?考えた事もなかったな~ (?_?) 



~参考文献~

生坂村誌       (生坂村誌刊行会   平成9年)

信濃古武士      (丸山 楽雲 著   平成21年)

山城探訪       (宮坂 武男 著   平成10年)

信州の山城      (信濃史学会     1993年)
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  1. 2012/06/19(火) 10:37:31|
  2. 生坂村
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

秘境の地ですねえ~

国土地理院の地図を見ただけで尻込みするようなこのような場所を攻めるとは脱毛脱帽でございます。
クーさんとの遭遇の危機は無かったのでしょうか(汗)遭難よりもそっちが気になりますねえ(笑)

まさか「猿ヶ城砦」も征服されたとか??
ギネス認定ものですわー(拍手)

貞慶さんも天正十年の日岐征伐で攻めたんでしょうか?復讐の鬼と化したあのご仁ならやりかねません・・・・(笑) ゲリラ戦でもコレラ戦(って細菌攻撃かい)でもやるでしょう。

さすがにこの場所には生坂村教育員会の標柱は無かったんですか??(爆)
  1. 2012/06/26(火) 20:54:40 |
  2. URL |
  3. らんまる #-
  4. [ 編集 ]

Re: 秘境の地ですねえ~

> 国土地理院の地図を見ただけで尻込みするようなこのような場所を攻めるとは脱毛脱帽でございます。
> クーさんとの遭遇の危機は無かったのでしょうか(汗)遭難よりもそっちが気になりますねえ(笑)
>
> まさか「猿ヶ城砦」も征服されたとか??
> ギネス認定ものですわー(拍手)
>
> 貞慶さんも天正十年の日岐征伐で攻めたんでしょうか?復讐の鬼と化したあのご仁ならやりかねません・・・・(笑) ゲリラ戦でもコレラ戦(って細菌攻撃かい)でもやるでしょう。
>
> さすがにこの場所には生坂村教育員会の標柱は無かったんですか??(爆)


らんまるさん いつもコメントありがとうございます。
さすがに小池城は一人では行けませんでしたので、友達を誘って行きました。
(誘っても付き合ってくれなくなってしまいましたが・・・・(-.-) )
一応、大量の鈴をつけているので幸いに一回程しか会ったことはありません。
古屋敷にはさすがに標柱はありませんでした。。。
  1. 2012/06/27(水) 03:05:53 |
  2. URL |
  3. ていぴす #-
  4. [ 編集 ]

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