長野県の歴史を探し求めて

長野県内にある城跡・石造物などを探し求めそれらを紹介していきます。

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池田町  白駒城と登波離橋の伝説

白駒城を紹介してきたのでこの伝説を紹介したいと思います。

登波離橋の伝説は、池田町会染にある白駒城と登波離橋に関係する伝説です。



池田町         白駒城と登波離橋の伝説

昔、白駒の城主に樋口行時というものがあった。

米持氏の娘 ふじ を正妻として幸せな日々を送っていたが子が生まれなかった為に、

側室に家臣清野勝左衛門の娘 きよ を迎えて女の子を産ませた。

その為、正妻の ふじ と側室の きよ はお互いに憎しみ合うようになっていった。

正応4年4月(1291)行時は花見の催しその帰り、きよ はこの時とばかりに ふじ

登波離橋のたもとに誘い出した。


toharibasto67.jpg

登波離橋のたもとにある登波離橋伝説が書かれている説明板。

ふじ も きよ の企みを事前に気付いていたので、こっそりと きよ と自分の着物の袂を十針

ほど縫い合わせておきました。

袂を縫い合わせてあることを知らない きよ は ふじ を登波離橋の中ほどまで誘いだした時、

きよ は ふじ の背中を突き橋から落としてしまった、しかし、着物の袂を縫い合わせてあった為、

きよ も ふじ と一緒に谷底に落ちて死んでしまった。


toharihasi2.jpg

toharibasi5.jpg

現在の登波離橋。

我にかえった行時ははじめて女の貞節を知り、その死をいたく悲しんで葬儀を済ませると物見の城へ籠り

きよとふじの冥福を祈っていた。


toharibasto7.jpg

登波離橋からの眺め(断崖絶壁なのがわかる)

その後、二人の霊が行時の夢枕に立ち「妾共二人は、一身二頭の蛇となって行くべき所へも行き得ず迷いに

迷っている」との告げがあった。

行時は深く心を痛め、物見の城に隠居して念仏三昧の日々を送ったが、翌年城を去り法衣をまとい諸国行脚の

旅にでた。たまたま、善光寺に詣で、大僧正の諭しを受け行知法師と名を改め再び白駒へ帰って、長者ヶ池の

ほとりに草庵を結び妬張山相道寺と名付けた。


cyouzyagaike111.jpg

cyouzyagaike1113.jpg

長者ヶ池を見る

この堂に籠って阿弥陀如来と地蔵菩薩の像を彫り、只ひたすら二人の冥福を祈り続けていたが、老齢のため

長老の伝三法師に後を譲り、ここに老後を養っていたが、七十五歳で行時はこの世を去った。

建武二年七月十五日(1335)頃といわれている。


cyouzyaike99.jpg

現在の長者ヶ池観音周辺が相道寺跡の伝承地となっている。

その後、延文五年登波離橋の架け替えが行われた時、橋の南方岩上の松の古木に一身二頭の蛇が現れ工事のなど

人々を驚かせた。早速、寺方を招き橋の上で大般若経を読誦して両女の供養を行った。

また、登波離橋周辺には一根二幹の松、双体の竹など不審な霊異の噂が巷に流れたという。


二本松(一根二幹の松)  
登波離橋後方の尾根先端部には二本松という一根二幹の松があったが、松くい虫の為、平成19年に伐採された。

この場所が樋口行時が花見を開いた場所であったと思われ。説明板には「白駒城主の野点のお茶場」とある。


nihonnmatu4.jpg

nihonnmatu7.jpg

説明板の写真(昭和14年頃)

nihonnmatu6.jpg

説明板の写真(平成17年頃)

nihonnmatu2.jpg

nihonnmatu9.jpg

現在(平成24年8月)


以上、白駒城に関係する登波離橋伝説を伝説地と共にお送りしてきましたがいかがだったでしょうか?

このような城跡に関係する伝説は各地にあるのでこれからもお送りしていきたいと思います。



~参考文献~

池田町誌        (池田町誌編纂委員会   平成4年)

写真が語る池田町    (池田町教育委員会    昭和60年)

池田ものがたり     (池田町教育委員会    平成24年)
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  1. 2012/08/16(木) 22:02:10|
  2. 伝説
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

モノクロに昭和を感じますw

樋口さんってやっぱり木曾義仲系でしょうか。
長野県にお住まいの樋口さんは皆さん一緒なのでしょうか(笑)

城跡や名所・旧跡には松が似合いますなあー。
それにしても同時に着物を着ないと細工がバレそうですわ(爆)
城跡よりも伝説の説明板にお金を掛ける池田町、流石でございます・・・・(汗)
  1. 2012/08/19(日) 08:27:45 |
  2. URL |
  3. らんまる #-
  4. [ 編集 ]

Re: モノクロに昭和を感じますw

> 樋口さんってやっぱり木曾義仲系でしょうか。
> 長野県にお住まいの樋口さんは皆さん一緒なのでしょうか(笑)
>
> 城跡や名所・旧跡には松が似合いますなあー。
> それにしても同時に着物を着ないと細工がバレそうですわ(爆)
> 城跡よりも伝説の説明板にお金を掛ける池田町、流石でございます・・・・(汗)


らんまるさん いつもコメントありがとうございます。
長野県は樋口さん伝説多いですね。
樋口兼光は滅んだのに、なんでそんなに樋口さんは多いのか不思議ですね。
やはりマニアしか行かない城跡よりも観光資源になる名所の方が優先されるんでしょうね。
小さい町では。。。。金無さそうですし。。
そこへいくと生坂村の素晴らしさか際立ちますね。
  1. 2012/08/19(日) 16:14:49 |
  2. URL |
  3. ていぴす #-
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2012/08/21(火) 13:59:15 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> えぇ話を聞かせてもらいました そんな歴史があったとは 後世に伝えていってください


お互いにね!
マラソンばかりではなく、一緒に山に行きましょう。
  1. 2012/08/23(木) 13:12:26 |
  2. URL |
  3. ていぴす #-
  4. [ 編集 ]

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